一季一遊

日常。

実家(入退院)。

父が月曜日から金曜日まで入院する予定だという。ひと月ほど前、書類にサイン。それからしばらく、当日は一緒に行こう帰りは迎えにいくよと何度も言ったのだが、断られる。

当日月曜日、歯医者行って買い物して帰宅。火曜日、遅くなったので急いで買い物して帰宅。その夜、父の少し若いご友人から電話。「チャイムを鳴らすが反応がなく、郵便受けから新聞や郵便物が出ていて、電話しても出ません。雨なので郵便物などを玄関先に入れておきました」と。あわわわ。お騒がせして申し訳ありませんでした。この方、数年前に父が入院してたときも電話くれて、反応がないと。そのときは私の体調が良くなかったからか知らされてなかった。慌てて出かけて行くと誰も居ない。唯一事情を知る弟にやっと連絡が取れて入院を知った。もーーーおどかさないで。多分今回知ってるのは私だけだと思う。連絡は、まいっか。ってなるよねやっぱり忙しいと。

水曜日、新聞郵便物などを家の中に入れてたらお隣の方が来て「お父さんどうしたの?」と訊くので、状況を伝える。「じゃあ回覧板は次に回してね」と言われる。外にいた反対のお隣の方に渡す。その後買い物してたら、主治医の先生から電話。大音量で歌が流れるスーパーで、どこに行っても電話しづらい。どうにかいままでの検査内容を聞いて、これからのことを聞いて、明日一旦退院。予定より早まった。その後手術のため再入院になるらしい。詳細の連絡は私に来ることになった。年齢もあるし、耳が悪いから伝わりづらいのだろう。母の頃から病院などの連絡事項は大抵こうだった。

木曜日、午前中退院。時間を見計らって電話するが、この日は何も問題ないので来なくていいと言われる。金曜日、生協の日なので出かけてカタログだけもらって帰る。やはり話は電話より直接がいい。それでもマスク越しで通じないこともあり、何度か外して大きい声を出す。

再入院は2週後。退院の日くらいは行こうかと言うがまた断られる。身内同士で同じ車に乗らないほうがいいんですって。高貴な家か。あと、普段行かない場所で不慣れな道だからと父なりの気遣い。どう考えてもタクシーの運転手さんの方が信用できると。そりゃま、そうでしょうけどね。(続く)