一季一遊

日常。

身近な人が亡くなった後。

母は献体登録していました。亡くなった病院に出かけて行き、医師の「ご臨終です」を聞き、身体をきれいにしてもらっている間に登録した別の病院に電話すると、間もなく葬儀社から、何時頃に伺いますと連絡がありました。霊安室に運ばれるのについて行き、父と2人で母の話や昔の話などをしていたら、葬儀屋さんがやってきました。流石手早い。あっという間に移動ベッドに乗せて布で包んで車に運んで、そのまま運ばれて行きました。もう会えません。お葬式もしてません。戻ってくるのは2〜3年後ということです。この間、約2時間ほど。あっという間でした。

入院していたのが7年、私の体調などで途中1、2年行けなかった頃もありました。インフルエンザやコロナで全く面会できない時もありました。でもいつも父と2人で出かけていました。また行けば会えるような気がします。いまはまた少しの間会えなくなっただけなんじゃないかと思うこともあります。